インフォメーション
5/19(日曜日)は朝6時から営業します
ただし、八時半頃までは、提供できるメニューに制限がありますので、ご注意ください。
主なメニュー
・ワンコインモーニングA,B,C
・ブレンド、アメリカン、アイスコーヒー
・紅茶、アイスティー
その他のメニューは、ここ八時半以降のご提供となりますので、ご了承ください。
カフェ ら・さぼうる
コーヒーの豆知識20
一番のコーヒー輸出国ってどこですか?という質問に対しては、ブラジル!という回答が素直に帰ってきそうです。でも本当でしょうか?
ほとんどの方にとっては意外な国、ベトナムなんですね。
2012年上半期のデータですが、こんな記事が紹介されてます。
「国際コーヒー機関(ICO)はこのほど、2012年6月単月および上半期の世界のコーヒー輸出量を発表した。それによると、6月のベトナムのコーヒー輸出量は207万5000袋(1袋=60キロ)で、前月比23.2%減少したものの、コーヒー輸出量は5か月連続で世界トップを維持している。」
2位は当然ブラジル。どう記事は、同じ時期ホンジュラスがインドネシアを抜いて3位に浮上したとも書いています。
年間の輸出量のデータが手元にないので、どうなったのか定かではありません。
すこしみにくいですが、添付画像のようなデータもあるので、No1の真偽はまたの機会に…
ところで、そんなベトナムのコーヒー豆ですが、ブラジルのコーヒー豆といえばサントスが有名ですし、マンデリンはインドネシアの代表銘柄。では、ベトナムの代表的な豆の銘柄は?
・・・
ちょっと思いつかないですね。何故でしょう?
それは、ベトナムで栽培されるコーヒー豆の種類がサントスやマンデリンとは異なるから。
コーヒー豆の種類は大きく分けて3種類。
品質のいいと呼ばれる順に書くと、
アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種
となります。
リベリカ種は、コーヒー全体の生産量のごくごくわずか(全体生産量の1%程度と言われています)で、あまり美味しくないとされていて、日本にはほとんど入ってきていません。
アラビカ種は、生産量の75~80%ほどを占める品種です。主にレギュラーコーヒーなんかで使われる品種です。
ロブスタ種は、生産量の20~25%ほどを占める品種です。アラビカ種と比べると病気に強くて育てやすいそうですが、味も香りもアラビカ種には劣ると言われています。安価なため、缶コーヒーやインスタントコーヒーなどによく使われています。
ベトナムで生産されるコーヒー豆の主流は、このロブスタ種(カネフォラ種)なのです。
だからベトナムのコーヒーの代表的な銘柄って、馴染みがなかったんですね。
ベトナムのコーヒーは、豆の銘柄というよりはその淹れ方に特徴があり、ベトナムコーヒーなどと呼ばれていますが、特徴的なのは淹れ方だけではないようです。
生豆の焙煎方法が非常に特徴的です。
驚くなかれ、ベトナムではコーヒー豆を焙煎する際にバターを使って焙煎するのです。しかもイタリアンローストに匹敵するくらい真っ黒けに煎ってしまうのだそうです。
あの独特の香味と苦みはこの焙煎から生まれる物なんでしょうか。品質が劣ると言われるロブスタ種の豆を美味しくいただくための知恵なのでしょう。
日本ではなかなかお目にかかれないベトナム式に焙煎した豆ですが、これをベトナム式でなく通常の淹れ方で飲んだらどんな味なんでしょうね。
カフェ ら・さぼうる
引用元:
http://nocs.myvnc.com/study/geo/coffee.htm
コーヒーの豆知識19
インスタントコーヒーのお話をしましたが、インスタントコーヒーには真似できないとっておきのコーヒー豆の利用法を紹介します。
コーヒーを淹れたあとの粉の再利用法です。
脱臭剤に利用
■コーヒーのカスを乾燥させて、ふた付きの容器に入れ、ふたに通気穴を開け、冷蔵庫、食品収納ボックス、車などの片隅に置いたりして脱臭剤に利用。
■ 使用後の、水出しアイスコーヒパックを乾燥させ、下駄箱に入れて消臭用に利用。
■灰皿に少し湿らせてコーヒーのかすを入れておけば、いやな臭いも消してくれ、吸い殻の火を消すのにも便利です。
■魚や灯油とかの臭が手についてとれない時はコーヒーのカスを少しつけて洗うと、不思議と臭が消えます。
■掃除機の紙パックにコーヒーのカスを入れて掃除をすると排気の臭いが消える。
■生ゴミを入れる容器の中に、乾燥させたコーヒーかすを洗剤スプーン一杯分くらいを入れるだけで、匂いが気になりません。
■トイレの脱臭剤に。
アンモニア系の脱臭には、活性炭より効果有り。濡れたままのコーヒーかすを不要ストッキングで作った小袋に入れ、トイレの空間の角に置いて下さい。
■魚を焼いた後のグリルの底に。
この場合も濡れたままのコーヒーかすを使用して下さい。使用後洗ったグリルの底に撒いておきますと、次に肉を焼くときに魚の匂いが付きません。
日曜大工に利用
■飲んだ後のコーヒーかすを煮つめて板に塗り込み、その上にラッカーなどの透明な塗料を塗れば素晴しいステキな
色の木工材料になる。
コーヒーの油分を利用した使い方
■古くなった布フィルターには、適当に油分があり、靴磨きに最適。思った以上にピカピカ 。
■カスがこぼれないように布にくるめば、コーヒーの油分を利用した金属磨きに。
■コーヒーのかすをよく干して晒しなどにくるみ、ピンクッションの中身にします。コーヒーの油分で針は錆びず香りも最高。
■ガーゼなどの目の細かい布で包んだコーヒーかすで、金属や靴を磨くだけでワックスのような効果があるそうです。
洗剤の代わりに利用
■グラスや瓶などの、ガラス製の物を洗う際に、コーヒーのカスを少量入れて振り洗いすると汚れが取れます。
■油の着いた食器などもコーヒーのカスをつけてスポンジでこすれば洗剤もいりません
■使用済みのコーヒーの粉をフライパンに落とし、そのまま使用済みペーパーでこすります。程よくコーヒーの油がフライパンにコーティングされるそうです。
肥料に利用
■水とコーヒーのカスを混ぜて、花にまくと、花の栄養にもなるし虫もつかないとの事。
■コーヒーのカスを植木鉢などの土と混ぜると花とか木などの良い肥料になり油カスのような効果が期待でき、栄養補給にも良いみたいとの事。
■庭の雑草駆除に。
コーヒーかすには「植物育成阻害物質」が含まれておりますので、庭の雑草駆除に利用できるそうです。
ただし、発酵させるとこの「植物育成阻害物質」は分解してしまいます。
■植物肥料として。
逆に植物肥料として利用する場合は、阻害物質を分解させるためにコーヒーかすをもみ殻やおがくず等と一緒に発酵させて使用することで優れたたい肥として利用できます。
セルライトマッサージ
■カフェインにはむくんだ足を引き締める作用があり、コーヒーの残りかすを使うと効果的らしいです。セルライトクリームの主成分はカフェインなのだそうです。
材料:コーヒーのかすをコップ1/4、スプーン1杯のオリーブ油。
古いタオルか新聞を用意し、その上に立って、あなたの問題の箇所へ先程作った混合物を当てる。
コーヒーのかすの上から問題の箇所をラップで巻き、数分の間そのままにしておく。
ラップをはがし、ブラシなどでコーヒーのかすを落とし、温水のシャワーを浴びる。
良い効果を出すためには、これを二回繰り返して行うことが良いようです。
場合によっては効果なセルライト除去用のクリームと同等の効果を発揮することもあるみたいです。
その他
■冬場に、凍結防止に塩カリを撒くよりもコーヒーカスを撒くほうが、家の中の床がベトベトしなくて掃除も楽チン。
■洗面器いっぱいの熱湯に、コーヒーのカスを晒しなどに入れて抽出液をつくり、お風呂にて、さめてからその液でマッサージすると、すべすべのお肌になるそうです。
■コーヒーのかすを蟻の巣の周辺にかけておくと、蟻たちは少し場所を変え、地面にふりかけるだけで、カタツムリ、ナメクジなどを撃退することができるそうです。
■猫はコーヒーのにおいが嫌いだそうで、コーヒーかすはそのまま猫よけに使えます。猫はオレンジなどの柑橘類のにおいも大嫌いなので、混ぜて使えば効果絶大です。
■よく乾燥させてリネンの中にカスを入れて針山に。油分がサビ防止になり、針通りも良くなるそうです。
コーヒーの豆だけでなく、かすにもこんな効果があるなんて、驚きですね。
効果のほどは保証できませんが、一度お試しになっては?
カフェ ら・さぼうる
コーヒーの豆知識18
家庭で飲まれるコーヒーの代表格ってなんだと思いますか?
それは、勿論、インスタントコーヒー!
なんと言っても、お湯を注ぐだけで
"コーヒー"が出来上がるんですからね。
ただ、私は、コーヒーとインスタントコーヒーは別の飲み物だと感じています。味やコク、なんと言っても「香り」が全く違います。
なので、コーヒーはのみますが、インスタントコーヒーは飲みません…
最初から脱線しました。話を元に戻します。
よく知られたインスタントコーヒーですが、その発明者は日本人だったということを、ご存知だったでしょうか?まさか、ネスレさんが発明したなんて思っていなかったでしょうね!?少なくとも外国で発明されたと思ってた人は多かったのではないでしょうか?
私もその一人ですが…
インスタントコーヒーの発明者は日本人の加藤サルトリ博士。
博士は、1899年、コーヒーを一度液化してから、真空蒸発缶に入れて水分を除去し粉末にするという、真空乾燥法に成功し、インスタントコーヒーを発明したのです。
しかし、当時の日本ではインスタントコーヒーの販路がなく、彼はアメリカへ渡りシカゴで加藤商会を設立。その後、ニューヨーク州バッファローで開催されたパンアメリカ博覧会に、その製品を出品・販売したとのこと。
ところが、博士はその製造方法について特許をとっていなかったため、まぼろしの発明者となってしまいました。
明治36年には、アメリカ人ジョージワシントンが別の方法でインスタントコーヒーの特許をとってしまいました。
インスタントコーヒーの製造工程で、液体を粉末に変える代表的な方法としては、2つの方法があります。1つはスプレードライ方式で、抽出液を霧状にしながら乾燥させ粉末にします。もう1つは、フリーズドライ方式で、抽出液をマイナス40度にまで冷凍乾燥させ粉末にします。
サルトリ博士の方法は、フリーズドライ方式に繋がるもの、ワシントンの方法は、スプレードライに繋がるものと言われています。
このように、インスタントコーヒーを発明した人が誰であるかは諸説ありますが、その製造技術を本格的に実用化させることに成功したのは、実はスイスの食品会社ネスレです。
世界大恐慌時代の1930年初頭、ブラジル政府は、生産過剰状態のコーヒー豆の価格暴落に苦慮し、その余剰コーヒー豆を用いた食品開発をネスレに要請。ネスレの研究陣はこの大量の豆を使い、 1937年に、あのソリュブルコーヒーを発展させて、インスタントコーヒーを完成させることに漕ぎ着けたと言います。
かくして、もともとは日本生まれ。のインスタントコーヒーを日本人が大量に輸入することになるなんて、皮肉な話ですね。
カフェ ら・さぼうる