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コーヒーの豆知識31
さて、コーヒーを味わう時の4つの要素、「香り」「酸味」「コク」「風味」のうち、3番目の「コク」です。
コクを表現するのはむつかしい…曰く、
「コーヒーの重さです。
コクの軽いコーヒーは舌の上で軽く感じ、
風味は長く残りません。
しっかりしたコクは、舌の上でずしりと重く、風味も口の中で残ります。」
または、
「コク=旨味の重なりです。旨味は素材が持つ味です。キノコ類ではシイタケの旨味や貝類ではアサリ、鶏肉や魚の旨味など・・・野菜類にも旨味は十分ありますね。コクは旨味を持つ素材が合わさって相乗効果を出し奥深い旨味を言います。」
あるいは、
「「良い苦味」「悪い苦味」という表現で(コクを)説明をしていたが、分かりやすい説明だと思う。 「良い苦味」は口当たりの良い苦味であり、甘みを伴う苦味であり、丸みのあるコーヒーであると思う。」
などなど…
そんな中で、分かりやすいのが以下の説明でしょうか?
「一般に「コク」とは、苦味・酸味などの味がしっかりと感じられること言います。(深い味わい・複雑・濃厚)
「コク」と良く対比されるのが「キレ」です。
「キレ」とは苦味がありながら後を引かずさっぱりと感じることを言います。(爽やか・軽快)
ビールの宣伝でも「コク」があるのに「キレ」があるというフレーズが有名ですよね。
濃厚で軽快?なかなか分かりづらいですね。深い味わいがあり爽やかな後味ということでしょうか?」
コクの反対は「あっさり」ということになるかと思うので、あっさりの反対というのが、一番分かりやすいでしょうか?
更に、
「コーヒーの中にある脂肪分をうまく抽出したものが「コク」のあるコーヒーと言われます。但し、「コク」を感じるには味のバランスがとれていなければなりませんし、油脂分の乳化作用も大切です。 」
要は、コーヒーオイルに含まれるいろんな旨味を強く(濃く!)感じることができれば、コクのある珈琲ということになるのでしょう。
コクを感じるには、コーヒーオイルを味わうのが一番!
そのためには、以前紹介した、フレンチプレスがオススメです。
カフェ ら・さぼうる