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紅茶の豆知識6
色々な種類のある紅茶ですが、インドのダージリン、セイロンのウバ、中国のキーマンと並び世界の三大紅茶とされています。
ダージリン・ティー (Darjeeling tea) は、インド北東部西ベンガル州北部のダージリン地方で生産される紅茶の総称である。時に「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。
「水色が明るく、紅茶の中でも特に香りを重視される紅茶である。香りを楽しむためストレートティーで飲まれることが多い。ダージリンが強い香りを持つのは、寒暖の差の激しい標高の高い山地で生産されているためである。高級なダージリンにはマスカテルフレーバー(マスカットフレーバー)と呼ばれる特徴的な強い甘い香りがあり、この香りの良し悪しが茶葉の価値を決めているといっても過言ではない。また、比較的強い渋みを持っていることも特徴に挙げられるが、この渋みは決してマイナスではなく、深みのある味を与える好ましいものである。
ダージリン紅茶(特にファーストフラッシュやセカンドフラッシュ)を淹れる際は、短時間でかなり強い渋みや苦味が出る事が多く、茶の抽出は基本的に短めで終わらせるのが良いとされる(必ずしもこの通りではない)。
紅茶は一般に茶葉を完全に酸化発酵させたものであるが、ダージリン地方の春摘み茶(ファーストフラッシュ)には軽発酵で、緑茶に近いものも少なくない。
現在市場に「ダージリン」の名称で出回っている茶葉は実際の生産量(全紅茶の2%程度がダージリンと言われている)よりかなり多く、ダージリンの名前を騙った偽物やほんの少量しかダージリン紅茶が含まれていない劣悪品の類が出回っていると思われる。」
ダージリンは、収穫期により以下の3つに分けられます。
1.ファーストラッシュ
寒さが和らぎ始める、3月から4月ころに摘まれる(春摘み茶) 春一番の新芽で生産量はごく少量となります。
厳しいヒマラヤの冬をくぐりぬけてやっと芽吹いた新芽を丁寧に摘み採った一番摘み茶。
春一番のフレッシュな味わいのダージリンです。
2.セカンドフラッシュ
(夏摘み茶) ファーストフラッシュ収穫後、夏の最盛期にとれる2番摘み茶で5月から6月に摘まれます。
上質なダージリンならではの「マスカットフレーバー」と呼ばれるフルーティーな香りが自慢で、高い人気を誇っています。
この独特のフレーバーを楽しむために、ストレートティーで頂くのが最適。
ミルクティーの場合はミルクの量を控えます
3.オータムナル(秋摘み茶) 3番摘み茶にあたり、熱帯のモンスーンがあけ、乾季へと移りかわる秋の10月から11月に収穫されます。
オータムナルは、厳しい冬を前に シーズン最後に摘み取られる秋のダージリンです。
春のダージリンと比べると香りがやさしく、渋味が無くてやわらかな風味。
茶葉が赤みを帯びているのも特徴です。
そのため「 ロージー ( ばら色の ) ・ オータムナル 」 なんてかわいい名前が付いています。
一口にダージリンと言っても、いろいろな種類があります。
それぞれのダージリンの違いを味わうのも楽しみの一つになるでしょう。
カフェ ら・さぼうる
引用元:
http://ja.wikipedia.org/wiki/ダージリン・ティー