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紅茶の豆知識2
貴女はミルクですか?レモンですか?それともストレートですか?
紅茶の聖地イギリスでは、ミルクが当たり前。ストレート(イギリスではブラックティーと言うそうですが)はあっても、レモンは見かけないのだとか。ロシアによってイギリスにレモンティーが持ち込まれたので、ロシアンティールも呼ぶらしいのです。
では、日本でレモンティーが普及したのは何故でしょう?
日本でレモンティーが普及したのはしたのは、サンキストが日本でのレモン消費量を拡大すべく1960年頃に「カリフォルニアの一部の農家で飲まれている飲み物」としてレモンティーを女性誌に掲載したのが直接のきっかけとされています。女性誌に掲載されたことでお洒落な飲み物というイメージが定着しました。
では、レモンと紅茶の相性は良いのでしょうか?実はあまり良くないと言われています。レモンティーを飲む時は、レモンスライスを紅茶に入れて、さっとくぐらせるのがいいとされています。そのまま入れておくと皮に含まれる苦み成分が出て苦くなってしまうからです。さっとくぐらせるだけでも紅褐色の紅茶の色は薄くなります。ですからレモンの香りをつけたらサッと取り出しましょう。
レモンにはクエン酸が含まれていて、それが紅茶と酸性にし、紅茶の色や香りを決めるテアフラビンを変化させ、色が薄くなります。
クエン酸は、梅干しやレモン、お酢に含まれている“すっぱい”成分です。疲労の原因となる乳酸の生成を抑制する作用があり、心身の疲労、肩こりや筋肉痛、肝臓病などの予防・改善に有効とされています。
ー昔か二昔前のスポーツ飲料と言えば、レモン汁!レモンを絞ってハチミツなどで甘くしたり、レモンをスライスして食べたりが、定番の疲労回復策でした。今は、○カリスエットなどにとって代わられました。レモンティーもペットボトルで買える時代です。
ペットボトルのレモンティーと言えばほとんどアイスティーとして売られていますね。
アイスティーを作った場合、ミルクダウンと言って白く濁ったようになることがあります。
品質の悪い茶葉のときにできるのかと思いきや、タンニン含有量の多い良質の茶葉ほど起こりやすいそうです。紅茶の主成分のテアフラビンなどのタンニンとカフェインが冷やされて結合し ”固まり”となり、白く浮き出るとのこと。ミルクダウンは、ミルクダウンした紅茶は体に害はありませんが、グラスに入れると見た目が良くないので、シクロデキストリン(CD)を加えるとタンニンやカフェインを包接することで、タンニンとカフェインの間の接触を防ぎ、ミルクダウンを防止できるらしいです。アイスミルクティーを大量に作りおきする時には、一度お試し下さい。
力フェ ら・さぼうる
引用元:
http://blog.livedoor.jp/cosana04/lite/archives/65132831.html