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コーヒーの豆知識6
フレンチプレス
カフェでよく見るティープレス。そのコーヒー版がカフェプレス・・・フレンチプレスなどといった名前でよく知られています。といっても意外なことに、珈琲プレスのほうがお兄さんだとか。
その淹れ方は・・・とっても簡単・・・でも結構むつかしい?!
ら・さぼうる では、オランダ生まれのスイス育ち、世界で1億個の生産を誇るBodumのフレンチプレスを使用しています。
「身近な道具に良いデザインを」というのがBodumポリシーの原点とか。しゃれたデザインの珈琲器具などが多く、ら・さぼうるのお気に入りの一つ・・・
話がそれてしまいました。フレンチプレスの淹れ方に戻りましょう。
淹れ方はとっても簡単!です。
フレンチプレスの器具に粗めに挽いたコーヒー豆を投入し、お湯を注ぐ。時間が来たらプランジャーを押し下げてコーヒー豆を濾過し、カップに注ぐだけ・・・
でも、いろいろな注意点があります。
まず、新鮮で高品質のコーヒー豆を使うこと。
フレンチプレスは、ネルやペーパーといったものを使わず、金属製のフィルターで濾すので、豆本来の油分などがネルやペーパーに油分が吸収されず、コーヒー本来が持つ様々な風味や美味しさをお楽しめるといいます。
しかし・・・
コーヒーの油分が吸収されないのと同時に、低品質の豆からでる雑味なども吸収されずカップに注がれます。ですから、新鮮で高品質の豆を使い、雑味の出ないように抽出することが肝心なのです。
そのためのポイントは、5つ。
1)すでにお話しした、新鮮な高品質の豆を、淹れる直前に挽くこと。挽き方は、中挽き~粗挽き。細かすぎるとフィルターをコーヒー豆が通ってしまい、出来上がりのコーヒーが粉っぽくなってしまいます。
2)お湯の温度は92-95℃
ドリップの場合もそうですが、新鮮な沸かしたてのお湯を使いますが、沸騰したてのお湯はよくありません。少し冷ました程度(火から下して二呼吸ほどおいてから)の温度(92-95℃)が適温です。
3)抽出時間は4分
お湯を注いでから抽出終了までが4分、というのがBodumのお奨め。
もし少し濃いと感じる場合には、カップに注ぎ終わる段階で4分程度を目安にしましょう。時間が長すぎるのは感心しません。雑味が出てくるといわれています。
抽出の仕方は諸説ありますが、ら・さぼうるでの作法を紹介します。
まずコーヒー豆が浸る程度のお湯を注ぎます。蒸らしのために20-30秒待って残りのお湯をゆっくりと注ぎます。蒸らしの時にマドラーやスプーンでお湯になじませもよいですが、決してかきまぜないように。雑味の原因となります。
4)プレスする時はゆっくりと
4分近くになったら(ら・さぼうるでは砂時計をご一緒にお持ちしますのでそれを参考にしてください)、ゆっくりとプレスします。決して急いでプレスしないように。コーヒー豆が暴れたり、滞留したりしないようにゆっくりと押し下げてください。
5)コーヒーを最後まで注がない
コーヒーを最後まで注いでしまうと、フィルターを通り抜けたコーヒー豆の粉がカップに注がれてしまいます。
コーヒー豆自体は少し甘く感じられますので、個人差はあると思いますが、あまり粉が多すぎると粉っぽく感じられます。
簡単そうで結構奥の深いフレンチプレス。ご自身のお好みの抽出方法を見つけ出すのも、楽しみの一つになるかも・・・
ら・さぼうるでは、フレンチプレスをご注文いただいた場合には、ファイヤーキング社のアンティークカップとともにさーぶさせていただきます。
このカップも、ら・さぼうるのお気に入りの一つ。当店のお奨めの一品です。
カフェ ら・さぼうる