2013/04/06
フレンチプレス
カフェでよく見るティープレス。そのコーヒー版がカフェプレス・・・フレンチプレスなどといった名前でよく知られています。といっても意外なことに、珈琲プレスのほうがお兄さんだとか。
その淹れ方は・・・とっても簡単・・・でも結構むつかしい?!
ら・さぼうる では、オランダ生まれのスイス育ち、世界で1億個の生産を誇るBodumのフレンチプレスを使用しています。
「身近な道具に良いデザインを」というのがBodumポリシーの原点とか。しゃれたデザインの珈琲器具などが多く、ら・さぼうるのお気に入りの一つ・・・
話がそれてしまいました。フレンチプレスの淹れ方に戻りましょう。
淹れ方はとっても簡単!です。
フレンチプレスの器具に粗めに挽いたコーヒー豆を投入し、お湯を注ぐ。時間が来たらプランジャーを押し下げてコーヒー豆を濾過し、カップに注ぐだけ・・・
でも、いろいろな注意点があります。
まず、新鮮で高品質のコーヒー豆を使うこと。
フレンチプレスは、ネルやペーパーといったものを使わず、金属製のフィルターで濾すので、豆本来の油分などがネルやペーパーに油分が吸収されず、コーヒー本来が持つ様々な風味や美味しさをお楽しめるといいます。
しかし・・・
コーヒーの油分が吸収されないのと同時に、低品質の豆からでる雑味なども吸収されずカップに注がれます。ですから、新鮮で高品質の豆を使い、雑味の出ないように抽出することが肝心なのです。
そのためのポイントは、5つ。
1)すでにお話しした、新鮮な高品質の豆を、淹れる直前に挽くこと。挽き方は、中挽き~粗挽き。細かすぎるとフィルターをコーヒー豆が通ってしまい、出来上がりのコーヒーが粉っぽくなってしまいます。
2)お湯の温度は92-95℃
ドリップの場合もそうですが、新鮮な沸かしたてのお湯を使いますが、沸騰したてのお湯はよくありません。少し冷ました程度(火から下して二呼吸ほどおいてから)の温度(92-95℃)が適温です。
3)抽出時間は4分
お湯を注いでから抽出終了までが4分、というのがBodumのお奨め。
もし少し濃いと感じる場合には、カップに注ぎ終わる段階で4分程度を目安にしましょう。時間が長すぎるのは感心しません。雑味が出てくるといわれています。
抽出の仕方は諸説ありますが、ら・さぼうるでの作法を紹介します。
まずコーヒー豆が浸る程度のお湯を注ぎます。蒸らしのために20-30秒待って残りのお湯をゆっくりと注ぎます。蒸らしの時にマドラーやスプーンでお湯になじませもよいですが、決してかきまぜないように。雑味の原因となります。
4)プレスする時はゆっくりと
4分近くになったら(ら・さぼうるでは砂時計をご一緒にお持ちしますのでそれを参考にしてください)、ゆっくりとプレスします。決して急いでプレスしないように。コーヒー豆が暴れたり、滞留したりしないようにゆっくりと押し下げてください。
5)コーヒーを最後まで注がない
コーヒーを最後まで注いでしまうと、フィルターを通り抜けたコーヒー豆の粉がカップに注がれてしまいます。
コーヒー豆自体は少し甘く感じられますので、個人差はあると思いますが、あまり粉が多すぎると粉っぽく感じられます。
簡単そうで結構奥の深いフレンチプレス。ご自身のお好みの抽出方法を見つけ出すのも、楽しみの一つになるかも・・・
ら・さぼうるでは、フレンチプレスをご注文いただいた場合には、ファイヤーキング社のアンティークカップとともにさーぶさせていただきます。
このカップも、ら・さぼうるのお気に入りの一つ。当店のお奨めの一品です。
カフェ ら・さぼうる
2013/04/05
エスプレッソ
イタリアやフランスで最もよく飲まれるコーヒーで、イタリアでCaffeといえば、普通エスプレッソのことを言うとか。
深煎りで超極細に挽いたコーヒー豆を用い、専用の器具(エスプレッソマシンや直火式のモカ・エキスプレス)で抽出します。抽出方法も独特で、9気圧程度の圧力と約90℃の湯温で20から25秒という短い抽出時間で約1オンス(30ml)のコーヒーを抽出したもの。このため、エグミなどが出ないように急速に抽出するのでエスプレッソと呼ばれています。
コーヒーの表面はヘーゼルナッツ色〜赤茶色のクレマ(きめ細かいクリーム状の泡)で覆われていて、このクレマがなかなか消えないほうが良いと言われています。
クレマは味をまろやかにし、香りを口の中に持続させる大切な要素だからです。
飲み方
以外と知られていないのが正しい?飲み方。砂糖をたっぷりいれて飲むのです。
「砂糖を入れて、3口で!」
砂糖(グラニュー糖)をたっぷり(コーヒースプーン2-3杯)入れて、よくかき混ぜ、さっと3口で飲み干すのがイタリア流。砂糖が溶けずに残るくらいの量をいれるのがオススメ。
最初の一口は、香り(アロマ)を楽しみましょう。 二口目で苦みと酸味、、三口目で甘みと香りの余韻を味わうのが、エスプレッソの本来(イタリア流?)の飲み方。
カップの底にはカラメル色に染まった砂糖が佇んでいます。
これをそのままにしておく手はありません!
スプーンですくって食べましょう。砂糖の甘さとエスプレッソの苦さが絶妙にマッチしたデザートとして味わうことができます。
ともすると日本人には、エスプレッソは苦さを我慢しながら飲むもの!なんて思っている人が多いように思います。実は私もその一人でした。でも、この飲み方を知ってからは考えが変わりました。エスプレッソは、砂糖たっぷりで飲むものなんです!
因みに、私はドリップコーヒーには砂糖もミルクも入れませんが…
ら・さぼうる
2013/04/04
2013/04/03
コーヒーのいれ方って、どれくらいあるんでしょうか?
言わずとも知れたドリップ式に、サイフォン、イタリアやフランスで主流のエスプレッソ。最近ではカフェラテとかカプチーノとして日本でもメジャーになってきました。アウトドアで活躍のパーコレーター、フレンチプレスとしてお馴染みのプレス式。イタリア生まれなんてすが、第二次大戦後フランスのカフェで使われ始めたので、この名がついたとか。コーヒー豆本来の味が楽しめるといいます。更には、コーヒーの飲み方も独特なベトナム式、カップの底にみらいを見るトルコ式(イブリック)、戦前のオランダ領インドネシアでは、苦味やえぐ味の強いロブスタ種のコーヒー豆の抽出法として考案されたと言われているダッチ(水出し)。モカエクスプレス、エアロプレス…
数えきれないくらいです。
ら・さぼうる では、カリタ式のドリップを中心に、サイフォン、エスプレッソ、フレンチプレス式のコーヒーをご提供しています。淹れ方の違いによるコーヒーの味わいの変化をお楽しみください。
カフェ ら・さぼうる
図は、
http://www.cafe-de-variete.com/
から引用させて頂きました。
2013/04/02
飲み物に含まれるカフェインの量について
コーヒーにカフェインが多く含まれていることはよく知られていますが、意外なのが、玉露!
玉露>珈琲>紅茶
の順となります。
紅茶茶葉中には、コーヒーの約三倍、重量にして3%程度カフェインが含まれています。ただ、茶葉・豆の量、抽出方法が違うので、飲用時のカフェイン濃度はコーヒーの方が高くなります。
また、紅茶に含まれるカフェインはタンニンと結びつくために効果が抑制されることから、コーヒーのような覚醒的作用は弱く緩やかに作用します。
玉露については、コーヒーなどに比べて苦味を感じないのが特徴ですが、それは、たくさん含まれている旨味成分のテアニンが、カフェインの覚醒作用や苦味を緩和してくれるからと言われています。テアニンはよく知られた旨味成分グルタミン酸に近い構造をしていて、上品な旨みと甘みが特徴です。
玉露はカフェイン含量が多いものの、カフェインの効果をそれほど感じられないので、やはり、目覚ましにはコーヒー!ということになるのでしょうか…
カフェ ら・さぼうる
図は、
http://ajca.or.jp/webmagazine/library/caffeine
から引用させて頂きました。